ノミ·ダニ·
フィラリア
Prevention愛犬や愛猫にこんな症状はありませんか?
ノミ・ダニ予防は暖かい時期だけで
良いと思っていませんか?
実は、冬でもノミやマダニに関連する感染症は
報告されています。
ノミ・ダニ予防やフィラリア症予防をすることで、様々な病気にかかるリスクを減らすことができます。
- 皮膚を痒がる
- あずき粒のようなものが皮膚についている
- 貧血
- 発熱
ノミ・マダニ・フィラリア予防について
ノミ・ダニ予防について
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外部寄生虫性皮膚炎
ノミ・ダニ・シラミなどが皮膚表面に寄生することによって起こる皮膚炎です。お散歩で草むらに入って戻ってきたら、鼻の上にあずき粒のようなものが付いていた、という経験はありませんか?それは、吸血したマダニかもしれません。 ブラッシングをしたら、黒い粒々が落ちてきた、ということはありませんか?それは、ノミの糞かもしれません。 刺された場所に皮膚炎が起き、皮膚の痒みや赤みを生じます。 -
他の疾患の媒介
S F T S(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニによって媒介される、死に至ることもあるウイルス性疾患です。発熱などが症状として挙げられますが、日本での感染事例が増えてきています。特に猫は感受性が高く、死亡率も高くなっています。 条虫という寄生虫の感染には、ノミの感染が深く関与しています。便の中に、粒々の白い虫体が見えることがあります。 マイコプラズマ感染症は、猫の赤血球にマイコプラズマの一種が感染することで、溶血、ひどい貧血を起こします。命に関わるくらい重度の貧血を起こすことがあります。 -
貧血
大量寄生し、たくさん吸血されることで貧血を起こします。食欲や元気が無くなったり、粘膜が白くなったりすることで起こります。
フィラリア症予防について
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フィラリア症について
犬糸状虫(Dirofilaria immitis)という寄生虫が原因となる病気です。血管や心臓の中にも寄生する事で症状を起こします。また、感染を蚊が媒介することも特徴的です。今でこそ予防が確立して命を落とす犬は少なくなりましたが、近年まではこの病気で亡くなる犬が非常に多く見られました。 咳が出たり、呼吸困難を起こします。腹水が溜まったり、血尿が出たりして、命に関わることが多い病気です。 治療は非常に大変ですので、予防薬をしっかり与え、罹らないことが何より大切です。 -
フィラリア症予防について
フィラリア症の予防は蚊の活動する季節である主に夏季に行いますが、現在は暖房機器の普及も進んでいますので、小田原市周辺の気候では4月から12月あたりでの予防を推奨しています。お住いの地域によっては通年での予防を推奨することもあります。 予防薬も様々な種類があります。- ・経口投与、錠剤タイプ(月に1回の予防)
- ・経口投与、チュアブルタイプ(月に1回の予防)
- ・塗布薬(月に1回の予防)
- ・注射薬(年に1回の予防、多頭飼育の方や、投薬忘れが心配な方、投与が困難な子におすすめ)
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フィラリア症の治療について
万が一感染してしまった場合には、長期の治療や麻酔リスクを抱えた治療が必要になってしまいます。 ・投薬治療 ・麻酔下での寄生虫摘出 現在日本では大分発生の減った病気ですが、とても怖い病気です。必ず予防をしましょう。